旅LABO本郷 柳澤美樹子2019年12月4日3 分船小屋が日本海にしかない理由隠岐で拾ったお話 その6 海からすぐに船を揚げておける船小屋 船小屋というと、京都府の伊根(いね)の「舟屋」がよく知られていますが、隠岐の島後にもあります。島の南西の都万(つま)漁港、屋那の松原に20棟ほどが並んでいます。 ここの船小屋は、伊根のように住まいと一体化したもの...
旅LABO本郷 柳澤美樹子2019年12月4日4 分隠岐独立! の歴史の一コマ隠岐で拾ったお話 その5 80日間の隠岐自治政府樹立 江戸時代もあと半年で終了という慶応4年(1868=明治元年)3月19日、かねてから尊皇攘夷の気持ちが強かった隠岐島民3000人余りが集結し、松江藩から派遣されていた郡代らを島から追放し、80日間、島民による自治を行いまし...
旅LABO本郷 柳澤美樹子2019年12月4日4 分隠岐古典相撲はタイスコアでお祝い隠岐で拾ったお話 その4 みんなのお祝い事を機に不定期に開かれる長~い相撲大会 島後の水若酢(みずわかす)神社の鳥居をくぐると、左手に屋根のついた立派な土俵があります。 島根県は、『古事記』の国譲り神話でオオクニヌシの子のタケミナカタがタケミカヅチに力比べを挑んだと記される...
旅LABO本郷 柳澤美樹子2019年12月4日3 分根気のよさは岩をも通す隠岐で拾ったお話 その3 海に向かう橋は誰が渡る? 隠岐4島には“絶景”が至る所にあるのですが、その代表格に国賀海岸の摩天崖(まてんがい)があります(西ノ島)。高さ257mもある、海に削られてできた崖で、海岸線には荒々しい岩、崖の上には牛や馬が放牧されるのどかさが共存し、夕...
旅LABO本郷 柳澤美樹子2019年12月4日5 分隠岐に神社が多いのには理由があった隠岐で拾ったお話 その1 隠岐の神社マップがすごい 隠岐の4島には、今でも100社以上の神社がありますが、江戸時代には300社あったという記録があります。すべてに社殿があるわけでも、宮司さんが常駐しているわけでもありませんが、それぞれ地域の人たちがちゃんと信仰してお祀りして...
旅LABO本郷 柳澤美樹子2019年12月4日4 分ジオを知るには、よきジオガイド隠岐で拾ったお話 その1 隠岐2億5000万年の歴史を紐解く 9月25~27日、島根県の隠岐でジオサイトを中心に見てきました。隠岐は、ユネスコの世界ジオパークに認定されている、日本で9か所の内の1つです。(その他に、日本ジオサイトが35、ジオパークを目指している15地域があ...
旅LABO本郷 柳澤美樹子2019年1月14日3 分火山の上に暮らす島・伊豆大島(3/3)火山と共存して生きる 大島が火山だということを最も感じるのは、やはり三原山。直近では、1986年11月15日に噴火が始まり、19日には溶岩があふれ出し、21日には第2の噴火で山腹の割れ目から列になって噴火する様子が連日テレビ中継されました。 さぞやその時は恐くて不安だったろ...
旅LABO本郷 柳澤美樹子2019年1月14日1 分火山の上に暮らす島・伊豆大島(2/3)地形を変化させて、良港に 磯の鵜の鳥りゃ 日暮れにゃ帰る 波浮の港は 夕焼け小焼け♪ 野口雨情の歌詞で頭に残っている波浮港を、見晴台から見下ろしました。 大きく湾入した港は、江戸末期から風待ちの港として船がこの湾を埋め尽くすほど集まって、上陸した船乗りや観光客は肩を触れずに...
旅LABO本郷 柳澤美樹子2019年1月14日2 分火山の上に暮らす島・伊豆大島(1/3)東京本土から約120kmの太平洋上に浮かぶ大島。竹芝桟橋から高速ジェット船で1時間45分。調布飛行場から空路なら、わずか25分で到達してしまいます。といっても、実は私も初めて降り立ちました。 大島というと、昭和61年に三原山が噴火して、夜空に真っ赤なマグマを噴き上げていたこ...
旅LABO本郷 柳澤美樹子2018年11月15日4 分南伊豆のジオ「伊豆半島は、日本列島の中で唯一、フィリピン海プレートに乗ってやってきた火山島なんです」 そんなことを聞いてしまうと、文句なく胸がざわついてしまいます。 大きな地震が起きる度によく言われているように、日本列島はアムールプレート、オホーツクプレート、フィリピン海プレート、太平...